水谷さるころさんの著書『結婚さえできればいいと思っていたけど』を読みました。
この本を手に取ったきっかけは、ネットでの書籍紹介です。
タイトルを見たときに少し思うところがあり、読んでみました(「秋うつ」で消えていた読書欲も少し復活したのかもしれません)。
水谷さるころさんが結婚し、離婚そして事実婚を選んだ10年間について書かれたものです。
これだけの説明では微妙なので、紹介文をそのまま引用させていただきますね。
人生に、「結婚」は必ずしも必要じゃないのかも! ?
結婚→離婚→事実婚を経験した著者による、「結婚とは何か」を考える自意識系コミックエッセイ。「30歳までにぜったい結婚したい! しないと! 」と思って
駆け込み三十路婚をした水谷さるころ。
しかし、結婚後の生活は想像していたような素敵ライフには程遠く、
そもそも相手が違っていたのでは……と気づき始め、離婚に踏み切ることに。ただ結婚しただけじゃダメなんだ…自分がどういう人生を送りたいのか考えないと…と
離婚反省会を繰り返した後、自分なりの幸せ(=子どもがいるバツ一男性との事実婚)に
至るまでの道のりを赤裸々に描いた実録漫画です。「やっぱり妥協しないと結婚できないのかな…」と迷走気味の女子、必読!
紹介文の最後に「迷走気味の女子、必読!」と書かれていますね。
ハイ!
迷走中の私が釣られました!
秋になって寒くなってきたからかな?なにか人恋しくなっている私です。
友達はもともと少ないほうだし、新たな出会いもまったくない。
つい仕事と家の往復になってしまいます。
それなりにおひとり様で楽しめてしまったりする性格・・・
とはいえ、「このままではいけない!」とか「人間関係広げなくては・・・」とかも考えています。
人並みに「さみしい」という感情もあります。
「秋うつ」とPMSが重なり、寂しくてどうしようもないときに、異業種交流会なる名目のものに行ってみました。
同世代か少し年上の人のいろいろな話が聞きたくて行ったのに、主催の人のよくわからない方針により、10歳も年下の人と交流することになってしまい・・・
正直微妙な気分で、とくに人間関係も広がらずに帰ってきました。
婚活パーティーなるものに参加してみようかとも思ったのですが、そこで少し冷静になりストップがかかりました(年齢とかを考えると行った方がいいのは分かっていますよ!)。
私は結婚がしたいのだろうか?
したくないといえば噓になります。
う〜ん…正直に言うと、結婚はしたいです。
けど、バツイチ(しかもモラハラでボロボロになった)なのでね。
そこは慎重になります。
勢いだけでは進めないところがあります(年齢を考えると・・・うだうだうだ・・・)。
そんなことを鬱々と考えていたところに、この本の紹介文登場!
人生について考えるきっかけとして、読んでみました。
シンプルな絵のエッセイコミックなので、すごく読みやすいです。
びっくりするくらいの短時間で集中して読み終わりました。
フリーランスで働いていらっしゃる方なので、結婚観なども自由なのかと思っていたのですが、初婚のときはそうではなく、型にはまった結婚観に悩まされたようです。
日本はまだまだ型にはまった結婚観が強い国だと思います。
ただ、私はそういう生き方を望んでいないと、ここ最近ずっと考えていました。
私が望んでいるものはなんだろう?
考えても答えは出ませんでした。
でも、この本を通してその答えが少し見えた気がします。
それは、事実婚を選んだときのさるころさんが言っていた「フェアな関係がいい」ということ。
この言葉を見たときにストンと心のなかに落ちました。
私が求めているのはコレかもしれない。
仕事上の付き合いであれば、フェアな関係はそうそうないですよね。
クライアントとフェアな関係が築けるなんて、そうそうないと思います。
友人関係ならフェアな関係は多い(というかそうじゃないと友人ではない気もするけど)のですが、この歳になると、普通に暮らしているだけでは友人は増えていきません。
フェアな関係で対等に話せる人が身近に欲しかったんだなぁ・・・と思いました。
この本を読んだことを機会に、自分の望んでいる人生について考えてみようと思います。
考えた結果、なにか新たな自分を発見できるかもしれませんしね!
ではでは★
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