今回は、病み系の話なので、ブログに書こうかどうしようか迷っていたことを書こうと思います。
メンタル系の病気で病院に行くと、その対策として薬を処方してもらえます。
ただ、こういう系の薬って、副作用が付きものなんですよね。
あと、断薬に向けて進んでいくなかで、離脱症状が起こることも多々あります。
私は、副作用や離脱症状が起こりにくいと言われている薬を飲んでいたにもかかわらず、見事に両方ともの症状が出てしまいました。
同じ症状の人がいないか、ネットで検索してみたのですが、ほとんど出てこなかったので、体験談としてまとめようと思いました。
「ルーラン」というお薬
仕事に追われ、精神的にダウンした際に、昔通っていた心療内科に行きました。
そこで処方されたのが、「ルーラン」というお薬。
このお薬は、SDA(セロトニン-ドーパミン拮抗薬:Serotonin Dopamine Antagonist)という種類に属するお薬です。
抗精神病薬の中でも第2世代(非定型)という新しいタイプということで、副作用は第1世代よりも起こりにくいと言われています。
私は、薬の専門家ではないのでこれ以上の説明は省かせていただきますが、以下のリンク先に詳しく書かれています。
「ルーラン」の副作用
ルーランで起こる可能性がある副作用は、おくすり110番というサイトにまとまっていますが、以下のようなものです。
比較的多いのは、立ちくらみ、めまい、眠気、口の渇き、便秘、尿が出にくい、動悸、体重増加などです。とくに飲み始めの強い「立ちくらみ」には十分注意してください。女性では、高プロラクチン血症にともない生理が不順になることがあります。
従来の定型抗精神病薬に比べ、錐体外路系の副作用(下記)は少ないのですが、やはり服用量が多くなると、手のふるえ、こわばり、じっとできないといったパーキンソン病のような症状がでやすくなります。また、長期服用時は「遅発性ジスキネジア」にも注意が必要です。
先に載せたサイトには、このような副作用が挙げられています。
錐体外路症状には多くのものがありますが、
•振戦(手先のふるえ)
•筋強直(筋肉が硬く、動かしずらくなる)
•アカシジア(足がムズムズしてじっとしてられなくなる)
•ジスキネジア(手足が勝手に動いてしまう)などがあり、直接命に関わる副作用ではないものの、患者さんにとっては非常に苦痛な症状です。
それほど重症な状態ではなかった私は、4mgを1日2回飲んでいました。
副作用の出にくい薬で、低用量・・・それでも、副作用が出ました。
出た副作用は「アカシジア」というもの。
身体がムズムズして、走り出したい気分になりました。
「わーっ」と叫びたい気分になることも。
過去に断薬が失敗したときは、そこそこ重いアカシジアの症状が出たので、ルーランで出た症状なんて軽いものではありました。
でも、軽かろうがなんだろうが困るものは困ります。
軽いものだったので、気力で抑え込んでいたのですが、気力にも限界があり、日々疲弊していました。
そこで、この副作用を抑えるお薬を処方してもらったのですが、飲んでいる期間が3か月、4か月・・・と長くなってくるにつれて、副作用止めのお薬だけでは副作用を抑えきれなくなってきました。
そのため、ルーランをゼロにすることになりました。
代替のお薬は無しです。
それほど重い症状ではなかったことと、状態が安定していたので断薬となりました。
断薬が決まったときは嬉しかったなぁ。
だって、あの副作用から解放されるんですもの。
離脱症状がやってきた
そのような経緯で、ルーランを断薬したわけですが、断薬してからの数日間は快適でした。
走り出したい衝動が起きなくなったので、まぁ快適になりますよね。
でも、3~4日経ったくらいから、体調に変化が・・・
毎日、身体がだるいのです。
あと、吐き気が・・・
だるさMAXだったのは、 この文章↓を投稿したころのことです。
はじめは、ただ単に疲れが取れないだけだと思っていました。
でも、いくら身体を休めても、倦怠感が消えるわけではありませんでした。
毎朝、起きて最初に言う言葉は「疲れた」。
仕事をしていても、だるくて集中力がもたない・・・
1週間以上経って、さすがにおかしいと感じて調べてみたところ、離脱症状じゃないかという結論に至りました。
離脱症状は、止めた数日後から起こるとのこと。
見事に当てはまっていました。
せせらぎメンタルクリニックのサイトには、ルーランの離脱症状について、以下のように書かれています。
離脱症状というのは、お薬の血中濃度が急に低下する事に身体が対応できずに生じてしまう症状の事です。
離脱症状は、お薬の血中濃度が最大値の半分以下になると出やすくなると言われています。そのため、半減期が来る前に次のお薬の服薬を行う事が望ましいと考えられています。
しかしルーランの場合、元々半減期を過ぎてから次のお薬を服薬しているわけですので、断薬時にも離脱症状が生じる可能性は低いと考えることができます。
実際、ルーランで離脱症状を経験することはほとんどありません。
しかし絶対に起きないというわけではなくルーランの服薬を止めたり忘れたりして不調を感じたり、今までにない症状を感じる場合は、それは離脱症状の可能性があります。
「離脱症状を経験することはほとんどありません」と書かれていますね。
だから、ネットで検索しても体験談などの情報が出てこないんでしょうね。
でも、それまで毎日飲んでいた薬を止めるわけだから、なかには私のような離脱症状が起こってしまう人もいるんでしょう。
副作用もあったし、たぶんルーランが合わない体質なのだと思います。
離脱症状だと思われる倦怠感は、1~2週間くらいで治まってきました。
でも、疲れが残りやすい状態ではあるようなので、家に帰ったらできるだけ身体を休めるようにしています。
吐き気の方は、まだ残っているのですが、だいぶ軽くなってきています。
胃が空っぽになると吐き気が起こりやすくなるので、空っぽにならないように気を付けているところです。
原因不明の倦怠感・吐き気ではなく、離脱症状による倦怠感・吐き気と考えると、だいぶ気分も楽になりました。
自分の身体に起こっていることは自分自身しか分からないので、孤独な戦いです。
しかも、離脱症状を乗り越えないと薬を止めることはできないので、いつかはやってくる戦いです。
副作用や離脱症状が起こりにくいと言われているお薬でも、起こる人には起こるということで、それらの症状に悩んでいる人の目に留まればなぁ・・・と思い、ここに書かせていただきました。
久々のブログ更新が重苦しいものとなってしまいましたね。
寒いし、体調がまだ不安定で、身体を休めることを最優先しているので、ブログの更新は滞ってしまうと思います。
もうすぐ、このブログを始めて1年が経つので、1周年を機に、また更新頻度を上げていければな、と考えています。
ではでは。