中伊豆温泉 ワイナリーヒルに宿泊した翌日は、修善寺温泉に行き「鎌倉殿の13人」ゆかりの地巡りをしました。
中伊豆ワイナリーヒルズ(ホテル&シャトー)に行った話はこちら↓
【修善寺】自家製ワインが飲み放題!中伊豆温泉 ホテルワイナリーヒル。ワイナリー見学の宿泊特典も! - 実験室~お気に入りに囲まれる生活を目指して~
修善寺には「鎌倉殿の13人」に出てくる人物のお墓がいくつかあるので、お墓参り気分で散策しました!
巡ったコースの紹介(約3時間くらい)
バス停(start)▶︎ 日枝神社(信功院跡・庚申塔)▶︎ 福地山修禅寺(宝物殿)▶︎ 源頼家家臣十三士の墓 ▶︎ 源頼家の墓 ▶︎ 指月殿 ▶︎ 竹林の小径 ▶︎ 赤蛙公園 ▶︎ 源範頼の墓 ▶︎ 千聖の森 ▶︎ 修善寺平和観音 ▶︎ 安達藤九郎盛長の墓 ▶︎ Caf'e弘乃 ▶︎ 独鈷の湯公園&足湯 ▶︎バス停(Goal)
竹林でかなりボーッとしたり、スタンプラリーで行ったり来たりという無駄時間込みで3時間くらいのコースです。
参考にしたのは以下の2サイトです。
家で下調べをしていたときは、伊豆市観光情報サイトのルートで巡ろうと思っていたのですが…
実際に行ってみたら、千住の森〜修善寺平和観音〜安達藤九郎盛長のお墓までの山歩きに怯み、急遽ルートを変更。
比較的楽そうな方からスタンプの数を増やしていく作戦にしました(スタンプラリー楽しかった!)。
写真と共に巡る「鎌倉殿の13人」ゆかりの地(+α)
伊豆箱根鉄道の修善寺駅から、修善寺温泉までバスで移動。
バスを降りたところから、「鎌倉殿の13人」ゆかりの地巡りのスタートです!
日枝神社(信功院跡・庚申塔)
小さめな神社で、ボーッと歩いていると見逃しそうになるのは私だけでしょうか…?
ここには「信功院跡・庚申塔」というものがあります。
「信功院」は、源頼朝に謀反の疑いをかけられた弟の源範頼幽閉されていたとされる場所。
この信功院はのちの時代に「庚申堂」となり、現在はこの「庚申塔」のみが残っています。
福地山修禅寺(宝物殿)
修善寺といったら修禅寺。
正式呼称は「福地山修禅萬安禅寺」。
大同2年(807年)に弘法大師により開創されたお寺です。
開創後約470年間は真言宗でしたが、鎌倉時代に臨済宗に改宗、室町時代も曹洞宗に改宗したとのことです(何回か改宗しているとは知りませんでした)。
すごい顔をした達磨さんが潜んでるので一緒に写真を撮りましょう!
宝物殿には、「頼家の仮面」や「源頼家肖像画」があります。
仮面はかなり不気味なのですが、肖像画の方は頬っぺたがピンクで可愛かったです!
源頼家家臣十三士の墓
筥湯を越え、山側に向かっていくと、源頼家家臣十三士のお墓があります。
頼家と運命を共にした13人の家臣のお墓なのですが、この13人の名前は、はっきりとはわかってないとのこと。
また、以前は別の場所にあったようなのですが、台風被害により2005年にこの場所に移されたそうです。
「主君のお墓の近くにこれて良かったね」と思いました。
源頼家の墓
「鎌倉殿の13人」効果により人はたくさんいるのですが、どことなく寂し気な雰囲気のある源頼家のお墓。
写真に写っているものは、のちの時代に建てられた供養碑。
碑の裏に三基の五輪塔があり、真ん中のものが頼家のお墓とのことです(近くで見ることできます)。
このお墓へ登っていく階段のそばに「お伺い石」という蓮のつぼみのような可愛らしい石があります。
想い(願い)を込めて石を持ち上げ、軽いと感じたら想いが叶うといわれています。
ちなみに、私は…重いと感じました…(肩の捻挫に響いた…)。
「(重く感じた場合は)指月殿で祈願をしましょう!そうすると、きっと想いを叶えてくれるでしょう!」と立札に書いてあったので、指月殿で祈願をしました。
指月殿
頼家のお墓の隣にある建物が、指月殿。
修善寺で暗殺された頼家の冥福を祈って母である北条政子が修禅寺に寄進した経堂で、伊豆最古の木造建築物とのことです。
建物のなかには金色の釈迦如来像が安置されています。
右下に自分が写っている写真しかなかったので、自分の顔部分を切り取ったら釈迦如来像の写っていないものになりました…
実物を見て、そのパワーを感じてください!
竹林の小径
修善寺で一番有名な景色は「竹林の小径」ではないかと思っているのですが、私だけでしょうか…?
風で竹がさわさわとする散策道を歩いていると、とにかく癒されるんですよね。
途中、竹で作ってある大きな円形のベンチがあるのですが、ここに転がって空を見上げるのが大好きです。
晴れていると緑の竹の葉の向こうに大きな空が見え、「自分って小さいなぁ、自然は大きいなぁ」と感じます。
ここで感じる「自分は小さい」は自分を卑下しているわけではなく、自分の悩みが溶けている感覚から出てくるものです。
今回の修善寺散策には時間の縛りがなかったので、少し長めに、ここでボーっと空を眺めていました。
源範頼の墓
竹林の小径を抜け、その流れでもう少し歩くと赤蛙公園。
赤蛙公園を端まで歩いたら、そこから方向転換。山の方へ。
「まだ登るの?もっと上?」と思いながら到着したのが源範頼のお墓。
天気が良かったこともあり、とても明るく清々しい印象を受けるお墓でした。
お墓を背に下を見ると、なかなかな良い景色。登ってきたかいがありました!
ここまで来る人はあまりいないようで、坂を登ってる最中からずっと1人でした。
穴場なのかな…?
千聖の森
引きこもり故の体力のなさから、一度は行くことを諦めた千聖の森。
安達藤九郎盛長のお墓にも行きたいし行ってみることに!
源範頼のお墓までの坂道を登り切ったことで、「体力的には行ける」と自信がついたんですよね。
修善寺平和観音
伊豆市の観光情報サイトによると、修善寺平和観音が安置されているとのことだったので、まずは観音様を目指します。
一本道とはいえ、途中案内の立て札とかも特になかったので、若干不安にはなりましたが、「地元の観光情報サイトに載っているのであれば大丈夫でしょう!」と進んでいくと…
いらっしゃいました!真っ白なきれいな観音様。
正直なところ、そこそこの登り道だったので諦めそうにはなりました(体力ないので…)。
でも、諦めないで良かった~!
近くに、「手かざし石」という蓮のつぼみの形(源頼家のお墓のそばにあったものと同じ形)の石ががありました。
安達藤九郎盛長の墓
観音様にご挨拶をしたら、安達藤九郎盛長のお墓を目指して山歩き。
蚊が結構いたので、虫刺されスプレーをしていなかったことに少し後悔…
ほぼ一本道ではあるものの、思っていた以上に修善寺平和観音から安達藤九郎盛長のお墓までは距離があったので、「この道であっているのか?」と心配になりながら歩き続けました。
歩いているのは私一人なので誰にも聞くことができません…
「ノープランで距離感の予想もしないで行動をすると、こういうことが起こりますよ」といういい例のような行動をしていました。
そんなこんなで若干の不安を感じながら歩いていると、「修善寺温泉」ののぼりがたくさん立っている場所を発見!
安達藤九郎盛長のお墓です。
ちょっと脇にそれているということもありで、のぼりが立っていなかったら見逃してしまったかもです…
以前は源範頼のお墓のそばにあったようですが、道路工事の関係で今の場所に移されたそうです。
千住の森〜修善寺平和観音〜安達藤九郎盛長のお墓は、少しハードな山道です。
行く場合は、歩きやすい靴と動きやすい服装で行ってください。
何も考えずに普通のスニーカーとキャミワンピで行った私が言うなという感じですがw
Caf'e弘乃で黒米ぜんざい
安達藤九郎盛長のお墓の後は、アスファルトで舗装された広めの道を下っていくだけ。
ある目的のために、独鈷の湯公園を目指します。
その目的とは、独鈷の湯公園そばのお店「Caf'e弘乃」で休憩すること!
千聖の森に行く前に、山歩きとスタンプラリー頑張ったご褒美として、ここで冷たい飲み物を飲もうと決めていたのです。
お店に入る前に外にあるメニューを見ていたら「黒米ぜんざい」がどうしても食べたくなったので予定変更。
暑い日だったので冷たい方を選びました。
程よく疲れた身体に、控えめな甘さが染み渡ります。幸せ。
そして、いつだったか忘れましたが、母と「ふらっと日帰り数時間修善寺巡り」をした際にも「Caf'e弘乃の黒米ぜんざい」は食べたので、懐かしい味でもありました。
独鈷の湯公園&足湯
「Caf'e弘乃」を出ると、すぐそばに「足湯・河原湯」があり、少し熱めのお湯が歩き疲れた足の疲れを癒してくれます。
独鈷の湯は伊豆最古の温泉と言われているのですが、現在は足湯としての利用もNGです。
「足湯としての利用も禁止」という立札が立っていました。
ここで、今回の修善寺散策は終了。
バス停へ向かい、修善寺駅へと戻りました。
巡ったコースを再掲
バス停(start)▶︎ 日枝神社(信功院跡・庚申塔)▶︎ 福地山修禅寺(宝物殿)▶︎ 源頼家家臣十三士の墓 ▶︎ 源頼家の墓 ▶︎ 指月殿 ▶︎ 竹林の小径 ▶︎ 赤蛙公園 ▶︎ 源範頼の墓 ▶︎ 千聖の森 ▶︎ 修善寺平和観音 ▶︎ 安達藤九郎盛長の墓 ▶︎ Caf'e弘乃 ▶︎ 独鈷の湯公園&足湯 ▶︎バス停(Goal)
修善寺温泉のバス停に到着してから約3時間。
「鎌倉殿の13人ゆかりの地」としては、7か所巡りました(内4か所はお墓)。
行き当たりばったり・無駄な行動も多かったのですが、これも旅の楽しさ。
時間に縛られずにフラフラしたことで、伸び伸びとした時間を過ごすことができました!
ちなみに、2022年の三嶋大祭り(夏祭り)の頼朝行列は、まさに「鎌倉殿の13人」でした。
ではでは。
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