今年(2024年)は「土用の丑」が7月24日と8月5日の2回ありましたね。
今年は7月に帰省していたので、「土用の丑の日ではないけど良いタイミングだ!」ということで、静岡県三島周辺エリアにある『うな繫』にて、「ミニうなぎ丼弁当」を食べました。
※ミニはお持ち帰り限定
私は、あまり量を食べることができない「小食」に部類されるであろう人間なのですが、そういうタイプには、この「ミニ」の量がちょうど良かったです!
持ち帰りで『うな繫』のお弁当を食べるのは初で、家ということで写真を撮りまくったので、記念にブログに書いておきます。
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静岡県三島は、うなぎの街
静岡県内でうなぎといったらどこをイメージしますか?「浜名湖のうなぎ」の浜松でしょうか?
私の場合、「静岡県内でうなぎ」といったら「富士山の湧水のうなぎ」の三島です。
正確に言うと「三嶋周辺エリア」なのですが、細かいところは置いておきます。「うなぎといったら三島」なのです。
三島では江戸時代まで「うなぎは食べちゃダメ」だった
三島で育った私にとって「うなぎは食べるもの(たまに鑑賞する)」だったのですが、江戸時代までは「うなぎは食べてはいけないもの」だったらしいです。
三島で一番大きな神社と言ったら三嶋大社なのですが、昔は三嶋大社の神池には沢山のうなぎが棲んでおり「神の使い」と考えられていたからとのこと。
<余談>
現在の神池で目立つ存在は鯉と亀です。うなぎは見かけないです……
亀はたぶんミドリガメです。どこかから脱走し、神様のおひざ元で自由気ままに伸び伸びと育ったミドリガメです。
三嶋大社にいる動物といったら鹿なので、私はずっと「三嶋大社の神の使いは鹿だ」と思ってました……
参考記事:
【三嶋大社・神鹿園】鹿たちのルーツは奈良だった!?鹿せんべい求めて寄ってきた子が可愛いかった - 実験室~お気に入りに囲まれる生活を目指して~
「食べてみたら美味しかった」から名物にした
そんな「神の使い」を食べるようになったのは明治以降とのこと。
元々「食べてはいけない存在」だったうなぎですが「食べてみたら美味しかったから地域の名物にしてみた」ということです。
※私の父が超ざっくりまとめた言葉なので、詳しく知りたい方は三島商工会議所にある記事とかを読んでください。
ということで、三嶋大社の周辺には「うなぎの有名店」がたくさんあります。
この話は三島商工会議所のHPに詳しくかかれていたので、ご興味のある方はどうぞ。
全国的には有名ではないけど、地元の人気店『うな繁』
三島でうなぎで有名なお店といったら、どちらでしょうか?
私の考える「三島のうなぎ有名店」
一番有名なのは『桜家』だと思います。
7月に放送された『ザワつく!金曜日』で、良純さんと一茂さんも話題に出してましたしね。三島市内で一番有名なうなぎ屋さんなのではないでしょうか。
他に有名なのは……『すみの坊』とか『うなよし』ですかね。
『すみの坊』は三嶋大社のすぐ近くにお店あるし、三島駅から三嶋大社までの道のりにも店舗がありますしね。
三嶋大社の側のお店だけかもですが、うなぎたい焼きというものもありますし。
うなぎたい焼き、今度食べてみよっと。
『うなよし』は、老舗ではあるものの、最近はあまり知られていないお店だと思います。
知名度が低くなっている理由は、現在は店舗建て替えのために持ち帰りと宅配のみの対応のためです。ようは、「観光がてらうなぎを食べに行く」はできないお店なのです。
ぱっと浮かんだ3店を挙げてみましたが、どのお店も「老舗」といわれている歴史の長いうなぎ屋さんです。
桜家はいつも混んでるから食べたことがない
超有名な『桜家』のうなぎですが、私は食べたことがありません。
いつも混んでいるのと、金額が高いんですよね……
店舗の隣に三石神社という神社があるのですが、桜家に食べに来た人の長蛇の列ができてます。
※道路沿いにあるお店なので、神社の一部エリアに並ばせてもらっているようです
『うなよし』の店内食事ができない現在、実家から一番近いところにあるのは『桜家』なのですが……食べたことがないのです。
「そのうち食べに行こう」と思い続けて何年経ったことか……
地元民に大人気『うな繁』
地元民に人気があるのが『うな繫』です。今回、お弁当を買ってきたのも『うな繫』です。
私が考える「地元の人に人気な理由」は、以下の2点です。
- 比較的リーズナブルなお値段で食べれる
- 柔らかくてふっくらしている
※リーズナブルといっても「うなぎとしては」という前提ありきの話です
リーズナブルな理由は、「太うなぎを使っているから」だと思ってます(昔、店内でこの理由を見かけた気がする)。
柔らかくてふっくらしている理由も「太うなぎを使っているから」です。
以前、太うなぎを見たことがあるのですが、普通のうなぎに比べると、太うなぎの方が大きくて丸々していて可愛かったです。
『うな繁』のお持ち帰り限定「ミニうな丼弁当」
前置きが長くなりましたが、『うな繁』のお持ち帰り限定の「ミニうな丼弁当」についてです。
メニューの種類の多い『うな繫』
『うな繁』は、結構メニューが多いです。
うなぎ関係でいっても、うな丼、うな重、まぶし丼、石焼鰻丼など……バリエーション豊かです。
てんぷらやお刺身もあります。とんかつやエビフライなどもあります。
一部を除き、店内メニューの大半は「お持ち帰り」にすることができます。
また、お持ち帰り限定でミニサイズの丼ものがあります。今回食べたのは「お持ち帰り限定・ミニうな丼弁当」です。
※うなぎは「テイクアウト」よりも「お持ち帰り」という言葉が合う
小食さんは「ミニうな丼弁当」を選ぶべし!
ミニうな丼は、蒲焼が1枚です(通常は2枚)。ご飯も少な目。
ようは、「小食さんが美味しい~と思いながら食べきれる量」なのです。
通常サイズと比較していないのですが、たぶん一回り~二回りは小さいはず。
タレと山椒が別になってます。
この「程よい甘さ」のタレが大好きです。お土産でタレだけ買おうかどうしようか本気で悩んだこともあるくらい好き。
山椒にもこだわりがあるようで、ピリッと感が強めのものらしいです。私は苦手なので、写真を撮った後に少しだけかけて食べました。
「ミニ」というだけあり、通常のうな丼よりも量が少なく、見た目の派手さは劣ります。
が、小食さんにはちょうど良いボリューム。
小食さんの食事において大事なのは「美味しかった~。もう少し食べれるかも」くらいで食べきれることです。腹八分目というやつです。
この「ミニうな丼弁当」は、まさに「腹八分目」で食べきれました。「美味しい」の余韻を残して食事終了。
とても幸せな時間でした。
当たり前ですが、通常の「うな丼弁当」よりもお値段も抑えめ。食べきった後の満足感。
小食さんにとっては、この量の少なさが利点になるので、食べてる最中の幸せな気分も含めて考えると「ミニうな丼弁当はコスパ最高」だと私が考えるのです。
ではでは。
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